ミドル脂臭(みどるししゅう)とは?加齢臭との違いは?

ミドル脂臭

ミドル脂臭ってご存じですか?

その名の通り、「ミドルエイジ(いわゆる中年。30代~40代)特有の臭い」を指します。

ミドル脂臭は2013年に化粧品の製造・販売を行っている「株式会社マンダム」が発表して認知されるようになりました。

アンケートを取ると、30代に入る頃から自分の臭いが変わってきていることに気付く男性が多くいることがわかりました。ここに着目して、この年代の臭いを分析したところ、加齢臭と違う特徴が見つかりました。

この臭いは、主に後頭部付近から発生する「アブラ臭い」汗のニオイであり、一般的に知られる汗臭や加齢臭とは違う、周囲から不快だと思われやすい汗のニオイであることがわかってきました。

加齢臭が「ノネナール」という成分が中心なのに対し、ミドル脂臭は「ジアセチル」という成分が中心となっています。

臭う場所も加齢臭が「背中や体幹部分」に対して、ミドル脂臭は「首筋や後頭部」という違いがあります。

ミドル脂臭は30代~40代がピークで50代になると徐々に減っていくという、まさに働き盛りのミドル世代に特有の臭いです。

ミドル脂臭はエクリン汗腺から出る汗が、皮膚表面の細菌によって発生する「ジアセチル」が中心となって臭いの元となります。

ジアセチルは揮発性が高いため、広がりやすく、その臭いも不快感を多く与えてしまいます。実はあるアンケートでは加齢臭は9割の女性が許せる臭いだと言っているのに、ミドル脂臭は逆に9割が許せないと答えている結果があります。それくらい不快な臭いと認知されています。(参照:朗報?9割の女性が加齢臭は許せるニオイと回答
さらに不幸なことにジアセチルは揮発性が高いという特徴をもっていて、より広範囲に臭いが広がってしまいます。

では、ミドル脂臭を防ぐにはどうすればいいのでしょうか。詳しくは別のページで解説しますが、基本は次の4つです。

「頭をしっかり洗う」「首の後ろをしっかりあらう」「脂っこいものを控えてバランスのよい食事を心がける」「制汗剤やデオドランシートを使う」です。

いかがでしょうか。不快に思われてしかも広がりやすいとなると、注意した方がよさそうですね。後頭部や首筋が発生源で、自分では気付きにくい場合があるので、一度パートナーに確認してもらうのもいいかもしれません。

しかし、ミドル脂臭って変換しても出てきませんね。ミドル死囚、ミドル刺繍、ミドル刺しゅう、ミドル詩集、ミドル歯周、ミドル死臭、ミドル四周、ミドル志州…。(あきらめました)

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