2015年5月にゴールデンボンバーがメンバー体臭入りカードが入ったCDを発売して話題になりました。好きな人の匂いが嗅げるなんてファンにとってはたまらない特典ではないでしょうか。ただし、実際のところは香水の匂いだったり、メンマ?の匂いだったりしたそうです。体臭には様々な匂い成分が含まれているので、実際には再現するは難しいようです。
しかし、海外のメディアによると、フランスの企業が人の匂いを再現する技術を開発したとのことです。これを使えば亡くなった人の匂いまで再現できるようになったといいます。
報道によると、Katia Apalateguiさん(52)は父親が逝去した後、母親が父が生前使っていた枕を取っておき、父を思い出す時には枕に顔を埋めて匂いを嗅いでいた。
母親のこの行動が、Katiaさんが香水会社KALAINを創設するきっかけになった。科学者と協力し、衣服から独自の匂いを分離させて香水を製造することに成功した。この方法で製造された香水の販売価格は1本当たり600ドルとなる見込み。
Katiaさんは、亡くなった人への思い出だけでなく、バレンタインデーのプレゼントや別れた大切な人の匂いを残すための香水として使われることを期待している。
- 出典:フランス 体臭から作る香水を発明、亡くなった人の思い出の香水を …
匂いの記憶は脳の最も原始的な部分にあって、様々な記憶や感覚と結びついていると言われています。ふとした時に嗅いだ匂いによって様々なことが急に思い出されることってないでしょうか。筆者の場合、夏の夕立の匂い(アスファルトに雨が降った時の匂い)を嗅ぐと、少年時代の記憶が不意に思い起こされます。
亡くなった方の匂いも同じではないでしょうか。その人の匂いを嗅ぐことによって様々な思い出が蘇るのではないかと思います。600ドルは少し高めですが、とても素敵な取り組みだと思います。
また、ちょっと下衆な考えですが、もしアイドルの体臭を再現できたら結構売れるかもしれません。ただ、本物かどうか確かめようがないので怪しい部分がつきまといますが…。