実は人間は異性を選ぶ時、無意識にですが、体臭に惹かれることもあるようです。
ある記事をご紹介します。
スイスのベルン大学で行われた研究によると、自分と異なるタイプの遺伝子を持つ人の体臭ほど「いい匂い」だと感じることが分かりました。
動物には、優れた子孫を残すために自分とはできるだけ離れたタイプの遺伝子を持った相手を選ぶという本能があります。つまり、匂いが好みの相手とは、遺伝子の相性が良いということになります。この、遺伝子の相性がぴったりの相手を見つけられるというフェロモンパーティー。相手の顔やプロフィールではなく、体臭のしみついたTシャツの匂いを嗅いでお気に入りの相手を見つけます。なんだか不思議な気がしますが、参加者によると、体臭で選んだ相手は趣味などの条件で選んだ相手と違って、お互いに自分を良く見せようと背伸びする必要もなく話しやすくなるんだとか。
また、顔などとは違って匂いの好みは流行にも左右されないので、ライバルも少なくなるというメリットがあります。
なかなか理想の恋人に出会えないという人は、スポーツクラブなど汗をたくさんかく活動に参加すると、相性ピッタリの人が見つかるかもしれません。
- 出典:体臭で相性ピッタリの異性が見つかる | アメーバニュース
少し前になるのですが、あるテレビ番組(NHKだった気がする)で実験をやっていました。10人位の若い男性が運動をして汗をかき、そのTシャツをそれぞれビニール袋に入れて若い女性に嗅いでもらい、どの臭いが好みかひとつ選ぶというものでした。選んだあと、ペアになった男性と女性の遺伝子的な距離を調べると、かなり離れたもの同士が組み合わさっていました。
生物は異なる遺伝子を組み合わせた方が環境の変化があった時に対応できるので有利になると言われています。このため、無意識的にニオイでパートナーを選ぶらしいのです。
よく父親と娘の関係で、娘が父親の臭いを嫌って「別々に洗濯してほしい」なんていうやりとりがありますが、これは父親と娘は遺伝的にかなり近いため、娘が無意識的に避けている可能性もあるとのことです。
筆者は結婚しているのですが、自分の奥さんと最初に出会った時は、全くタイプでなかったので、まさか結婚するとは思っていませんでした。しかし、しばらく一緒に過ごすうちに急速に惹かれていきました。もしかしたらニオイに惹かれたのかもしれません。
自分の体臭が気になっている人も、どこかで待っている人がいると思うと気が楽になりますよね。