オランダ・ユトレヒト大学の研究によって、なんと体臭でその人が幸せかどうかわかるという実験結果が出たそうです。
実験の内容と結果
実験の準備として、普段たばこを吸わず、お酒も飲んでいない、エッチもしていない健康な男性12人と、女性36人を集めました。
まず男性陣には恐怖を感じる映像や幸福を感じる映像を見せ、それぞれの映像を流した後に、男性陣から汗を摂取しました。その汗を女性陣に一人3つ嗅いでもらいました。研究者たちはニオイを嗅ぐ女性の様子を注意深く観察し、ビデオも撮影しました。
すると恐怖を感じる映像を見た男性から採取した汗を嗅いだ女性の顔が一瞬こわばったり、無意識に目を見開いて恐怖を感じているかの表情になったそうです。
逆に幸せな映像を見た男性から採取した汗を嗅いだ女性は自然と笑みを浮かべたそうです。
これからか言えることは、汗になんらかの成分が含まれていて、それが伝わっているということです。
他の実験でも似たような結果が出ている
同じユトレヒト大学で少し前に行われた実験でも同じような結果が出ています。この実験ではホラーを見た男性のワキ汗を採取し、それを女性に嗅いでもらったところ、恐怖を感じたような表情を見せたという結果がでました。
(参照サイト)
http://www.medicaldaily.com/study-says-humans-can-smell-fear-emotion-contagious-243397
これらの実験から推察できること
動物はニオイによって身の危険を仲間に知らせる機能を持つものがいます。これと同じで人間の汗にも同じような仕組みが備わっているのかもしれません。人間の場合は感情が豊かなので、恐怖以外にも幸福を感じた時にもなんらかのニオイを出しているかもしれません。
よく「オーラがある」とか、「部屋に入ってくると部屋がパーッと明るくなる」といった表現がありますが、もしかしたらニオイが関係しているかもしれませんね。