加齢臭は、汗や皮脂などの体から分泌された物質を、皮膚の表面にいる最近が分解する際に発生するニオイです。加齢臭に限らず、ワキガは汗臭さ、足のニオイなども、ほぼおなじ原因で発生します。
ニオイを抑えるには、清潔が第一ですが、ボディーシャンプーなどを使って洗い過ぎると逆効果になってしまう場合もあります。
常在菌が減少する
皮膚の表面には「常在菌」という菌が存在しています。これはどんなに清潔は人にも必ずいます。実はこの常在菌がいて、常に「なわばり」を張っているおかげで、他の雑菌が入り込む余地が少なく肌の健康が保たれています。
しかし、強力なシャンプーやボディーソープを使って何度も洗い過ぎると、常在菌の数が減って「なわばり」がよわくなります。すると他の菌が入りやすくなります。菌の種類によっては肌あれやかゆみを引き起こします。また、返ってニオイがきつくなる場合があります。
清潔にすることは大切ですが、シャンプーやボディーソープは肌にやさしいものを選び、回数も適度に抑えるほうがいいでしょう。
肌が傷つく
ブラシやタオルなどでゴシゴシと強く肌を洗うと、肌の表面が傷つきます。すると先ほどの常在菌が減ってしまったり、肌に傷がついたりします。この傷のスキマに菌が入り込むと、肌あれやかゆみの、ニオイの原因となります。
肌を洗う際は、あまり強くこすらず、よく泡立ててやさしく洗うようにするといいでしょう。
専用のシャンプーやボディーソープを使うという方法も
加齢臭用に、肌にやさしく、かつ雑菌や余分な皮脂・汗を落としてくれるシャンプーやボディーソープが発売されています。通常のシャンプーやボディーソープで効果がないという方は、このような専用に開発された商品をためしてみるのもひとつの方法です。
しかし、肌に合う・合わないがありますので、いくつか試してみるといいでしょう。
